英語

③主語と述語

友人いなばさんのブログから刺激を受けて、思ったこと。

「共時性」

コトバ。
僕らが日常使うコトバは、主語と述語で表現していくシステムだ。 

主語・述語の関係を日々使って話し、考えているから、無意識に因果律に支配されやすいのだろう。 

だから、そこを超えるために、詩人がいるし、芸術が存在しているのだと思う。 

「主語と述語」を小テーマに持ってくるのは面白い。(ナイスセンス!いなばっち!)

日本人はそれでもまだ主語と述語を自由に使って、自在に想像力と表現力を膨らませることのできる言語を持っていると思う。

日本語はいわゆる「ウラル=アルタイ語系」の膠着語であり、助詞があることで主語はあらゆるところに来ても大丈夫、述語は最後まで決めなくていい、そういう自由度がある。なので、修飾語を大量につけて、世界を膨らませて、述語動詞をおかずにつらつらと文章を続けることができる。修飾語を長くつけた結果、「~とは思わない、かもしれない」のように、今まで言ってたことのどんでん返しみたいなことも、このタイプの言語だからこそできる。

一方の英語はというと、「印欧語族」であり、基本的に順序で意味をとる必要があるため、日本語のように自由自在に主語や述語を好きなところにおくことはできない。主語を置いたら、すぐに述語動詞をおかなければいけない。さっきの例でいえば、「~思わない、かもしれない」は、英語なら "主語 may not think... " とさっさと結論をださなきゃいけないので、最後でオチがくるようなことはあまりない。英語の言語体系には、最初に結論っぽいことを決めないと先に進まない、そういう不自由さが出てくる。そこに想像力を膨らませる限度が来てしまうのでは?

自由自在に変化できる、外の状況を勝手に取り込んで、自分流に立場や状況を変化させてもいい、という日本らしい発想は、まさに言語体系からも来ているのでは?

そんなことを考えさせられる、thought-provoking なテーマでした。

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Coach John Woodenの言葉

Coach John Woodenの言葉

Sun2

TED : Coach Wooden

UCLA(University of California, LA校)のカレッジバスケットボールで、UCLAを7年連続で全米選手権に導き、10度の優勝に輝かせた名コーチ。アメリカスポーツ界・ビジネス界では彼のことを知らない人が少ないほどの名コーチ。

彼のスピーチを聞き、彼がなぜ有名なのかが分かるように思った。素晴らしい功績を残していること以上に、彼は真の教育者(大学では『英語学』を教えている)であり、選手を「バスケットがうまくなる・バスケットで勝たせる」ことを主目的に置いて教育したのではなく、「(バスケットを通して)人格を磨き、彼らを人間として成長させる」ために教育をしていた。

厳しくしつけをして(例えば、①時間を守る、②身支度をきれいにする、③悪態をつかない⇒アメリカのスポーツ選手は特にひどいしね・・・)、一つ一つの行為を考えさせ、何かを通して人格を磨かせる。

I coin my own definition of success, which is a piece of mind attained only through self-satisfaction in knowing you made the effort to do the best of which you are capable.  I believe that's true. If you make the effort to do the best of what you are capable, trying to improve the situation that exists before you, I think that's success.
(参考訳:『私の考える「成功」の定義はこうである:自分があらん限りの力を出して、ベストを尽くす努力をしたことを自分で分かっていることから得られる個人の充足感。それが成功だろうと思う。自分の力の限り努力をしたこと、自分の目の前にある課題や問題を改善しようとベストを尽くしたこと、それが成功だと呼べるものだろう。)=逆を言えば「失敗」とは、自分がベストを尽くして取り組もうとしなかったことであり、結果がどうであれ、それができていなければ、それは「失敗した」と同じ。
I don't think others can judge that.  It's like character and reputation. Your reputation is what you're perceived to be.  Your character is what you're really are.  I think your characters are much more important than what you're perceived to be.  Hope they both be good but they're not necessarily the same.
(参考訳:他人が判断できるものではないと思う。「人格」と「名声」の違いのようなものじゃないか。「名声」は、他人から見てこうだろうと思われているものである。一方、「人格」は本当の自分を表す。他人からどう見られているかよりも、「人格」の方がずっとずっと重要だろう。両方がよければ文句はないけど、必ずしも同じだとは限らないからね。
Great speeches encourage us a lot!
ちょっと話は飛ぶけれど、村上春樹の本を読んで+最近またお食事をしたソニーの広報VPと話をしていて、翻訳することの面白さ、Creativeさを改めて感じてきた。
好きな言葉は訳していくのも悪くないな。

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"Morning Relay" my favourite poem

Sora26

『 朝のリレー 』 谷川俊太郎

English Version  "Morning Relay"

When a young man in Kamchatka
dreams of a giraffe,
a young girl in Mexico
waits for the bus in the morning haze.

When a little girl in New York
rolls over in her bed with a smile,
a little boy in Rome
winks at the morning sun
that colours the columned capital.

On this earth,
always,
somewhere,
morning is starting.

We are relaying morning,
from longitude to longitude,
taking turns,
protecting earth, as it were.

Prick up your ears a while
before you go to sleep,
and somewhere, far away,
you will hear an alarm clock ringing,
as proof that someone has firmly caught the morning
you've passed on.

小学校のころから大好きな詩。

隔週で参加しているトーストマスタークラブのスピーチで発表しようかと。

はたしてネイティブがどんな反応をするのかな。楽しみ。

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「今」は神様がくれたプレゼント

Famous quotes -

"Yesterday is history.

Tomorrow is a mystery.

Today is a gift.

That's why it's called the present."

どこかで聞いたことのあった言葉だけど、とても印象的ではあった。

最近読んだ本に書いてあって、久しぶりにその意味合いに深く感動。

英語ってレトリックが本当に進んでいて、その美しさには感動する。

「今日」「イマ」という瞬間、そしてhistoryに刻まれていく一瞬一瞬。何がくるかわからない明日。自分の積み重ねてきた歴史が土台にして、今のこの瞬間を与えられている。この先がどうなっていくのか分からないけれど、確かに一歩一歩を踏みこんで、ふみしめて、前へ進んでいくしかない。

***

先月お食事を一緒にしたお客さんは外資系のエグゼクティブの人で、彼は少しもえらぶることがなく、人の話を聞いてくださる。とても誠実さを感じる人だった。

その方が言っていた - 優れた人とは、自分の歴史の重みを認識して、それをきちんと年々棚卸ししている人だと。

今年度が今日終わるけど、どんな2009年度だったかな。今日はもう一度振り返って、自分が積み重ねてきたものを見てみよう。

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意識を「集中する」 concentrate vs focus

日本人の口からよく出てくる言葉の一つ。

「集中力が切れて・・・」

「意識を集中しなさい」

どうも 『集中』 という言葉が好きなようで、英語を話させても出てくる頻度が高い。

そしてみんなが使うのが "concentrate" という単語。

でもネイティブが仕事の場でその言葉をいってる場面にほとんど出くわしたことがない。ネイティブは "focus"の方が圧倒的に使う。ネイティブも、日本語でいうところの「集中」という意味のことは大事にしているだろうけど、"concentrate"はちょっと語幹が違うよう。

・・・というようなギャップから、ここ数日違いを考えてい上での仮説。

・"to concentrate on A " というのは、何か多くのものを「1点」に集める・凝縮させる・濃くさせる感じ。だから、I need to concentrate on A. といった場合は、主体である「自分」(この場合はおそらく「自分の意識」)をAというものに向けて全てを1点に集める。

そして、1点に集められたもの(この場合は意識」は他のものには移っていかない。いや、移ってはいけない感じ。虫眼鏡で光を集めるような感じ。

だから、オレンジジュースの濃縮還元の表示は、英語では"concentrated"と書いてある。(昔は「なんでオレンジが集中してるんだ」と思ってたけど)

・それに対して、"to focus on A" はまさにカメラのフォーカスと似ていて、自分の前に色々とあるもの(カメラであれば、色んな物を含んで目の前に広がっている景色)から、選択的にピントを合わせて、よく見えるようにする。だから、色んな方に向けられる可能性を含む「自分の意識」もあるAというものにピントを合わせて、よく見えるようにする感じ。もちろん、フォーカスは「1点」にこだわることはなく、幾つかを含んでいてもよい。ポイントは良く見えるようにすること。

とすると、「この課題に集中しなさい」は、

"Let's focus on this issue. " であって、

"Let's concentrate on this issus."ではない。

前者は、「この問題自体がクリアに見えるようにしましょう=取り組みましょう」

後者は、「この問題1点に意識を向けましょう。(他の問題に意識を向けてはいけません、といわれてる気分)」

そんな仮説を立て立てしました。楽しい。言葉は面白いな~

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日本語英語

今日の一言。日本語英語は面白いな~

西新井の駅の10分カットの床屋さんの看板。

"Refreshing 10minutes only."

・・・10分間しかリフレッシュできない。

うちの会社にあった消毒液。

「シェイクハンドジェル」

握手ジェル。用途ちがそう。日本人握手そんなにするかー?

今日は色々笑えました。

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あけました!

明けました。おめでとうございます!

皆々様、今年もどうぞよろしくお願いします。

自分の去年読んだ本リストを見ていたら、自ずと自分のやるべきことが見えてきました。

・・・えぇ、英語を勉強しなくては!

昨年は日本について理解を深める本、分析力・思考力を高める本、世の中の物事の関係性を理解する本ばかり読んでたことがよぉ~く分かりました。もはや紺屋の白袴。

やばいやばい。英語の本の数が圧倒的に少ないことが一目瞭然。

読んだ本をリスト化するなど”具体的な現状把握”をすると、自ずから次の課題が見えてきます。取り組むべき課題を絞り込むためには、何はなくとも正しい現状把握が必要ですな。

今年は色々な本を英語で読みます!・・・とここで宣言することで自分を戒めよう。

*****

言語は、その国の人が「物事をどう理解して切り取って認識しているか」のラベルのようなものだけれど、最近ある単語でそれをまた認識した。

busyという単語。これは日本語では「忙しい」という訳がついているけれど、これはイコールではなくニアリーイコールくらいの関係ではなかろうか。

よくよくコアの意味を見ていくと、実は「busy≒(または≠)忙しい」なんではないか。

英英辞書の意味の共通項を見ていくと、英語圏の"busy"のコアは、「忙しい」という要素は含まれず、単にニュートラルに『何かで取り込んでいる状態、取り込み中の状態』という意味のよう。

だから、I am busyであれば、「私は(何かで)取り込み中だ」というのが本来の意味であり、だからこそ パソコンのような『物』にでもbusyという単語が使われるんだろうなぁと。(ビジー状態みたいな)

日本語の「忙しい」はどうやら「急ぐ」が形容詞化されたものらしく、どこかせかせかしているような、気持ちの落ち着かなさ、暇がない(マイナスの意味で) という、マイナスニュアンスが含まれているような気がする。

とすれば、ビジネス businessは、どこから今の意味になったのか。

英語の場合、businessを「仕事」と言う意味で使うのではなく、もっと日常的に使う用語としてbusinessという単語を使っている。

日常的な例としては、自分がやっていること、自分の周りにあるもの、自分が関係しているものに対して、他の人間が口を突っ込んできたときに、こんな台詞を聞くことが多い。

"Mind your own business!"(直訳:自分のビジネスを気にしなさい。→「ほっといてよ!」)

"Non of your business."(直訳:あなたには関係のないビジネス→「あんたには関係ないでしょ!」)

ここからしても、businessの単語の使われ方は、日本語のような「忙しい」という意味は含まないように思う。「自分が取り込み中になるくらい関係すること、深くどっぷりつかっていること」を指しているのかもしれないな。そこから派生して今のような「事業」という意味に変わっていったのかもしれない。

今回のはほんの仮説程度ですが、こういう微妙なニュアンスの違いを意識して物事を見ていきたいよなぁ。

でもまずは英語!英語!

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英語のジョーク2

英語のジョーク&ユーモアのクラスを最近やった。

「英語のジョーク&ユーモア」は、ビジネスの世界では、交渉の打開の目的や、互いの関係を縮めるために使うと非常に効果的に生きるもの。(もちろんそれ以外の用途もあるだろうけど)

で、ジョーク自体(この場合、性的なもの/低俗なものを除く)がそもそも英語の世界でどういうものなのかを考えてみると、

決して「笑える」ことだけをフォーカスにしているのではなく、

「なるほど~」

「学びになる!」

「全然違う切り口から物事が見える!」

「視点が広がる!」

「特徴をよく表してる!」

などなど、高度でウィットのきいたものは会話に輝きと彩りをたしてくれるもの。

苦しい局面でみんなが頑張らなくてはいけないとき、互いに意見がぶつかってしまい平行線のとき、ふと全体像をみるように誘導してくれるようなものでもある。

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アインシュタインのユーモアは絶妙で、遊び心もあり、物事をうま~く、「確かに!」と思わせる形で言い表している。

"If the facts don't fit the theory, change the facts." いいね~この柔軟さ!

"Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen."  たまには常識から逸脱するのもジョーク!

"Science is a wonderful thing if one does not have to earn one's living at it." 研究者が好みそう!

"Only two things are infinite, the universe and human stupidity, and I'm not sure about the former." こういうのがウィットが効いている!

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ほかにもアインシュタインではないけれど、以下はOne liner系でウィットが効いているもの。やっぱり比較をするタイプのやつで、笑点の「そのこころは?」がうまくいくと聞いている側も爽快な気分になる!

"Politicians and diapers(おしめ) should both be changed regularly --- and for the same reason."

選挙ネタ。

"The trouble with doing something right the first time is that nobody appreciates how difficult it was." そうなんだよね~~~

逆に

"The trouble with doing something right the first time is that nobody realizes how important that is." とかね

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いろいろタイプ分けをしているところなので、あんまりここに書けないが、

単に笑いをとるのでなく、職場のコミュニケーションを円滑にするものとして、ジョークが存在しているのはいいね。

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ジョーク

ただいま "Joke Book" を勉強中。

なんか気の利いたことを一つ・・・っていうためじゃなくて、ネイティブ(特にアメリカ人かもしれないけど)と仕事をする時に、難しい局面であればあるほど、「上手なwitのきいたジョーク」が言えるかどうかが、場の雰囲気を打開するキーとなる。英語力が高くなればなるほど、(後、立場が上になればなるほど)案外必要となるらしく、お客さんからの要望も多かった。

調べてみると・・・意外と面白い!親父ギャグを英語にしただけのものもあるけど(でも親父ギャグも英語だと面白いけどね)、宗教や文化、地理、職業など、それぞれの特徴や特性をしっかいと意識しているからこそ、ジョークとして成り立っているものが多い。

職業でいえば、弁護士、エンジニア、医者、車のセールスマン、警察官、ミュージシャン、芸術家はそれだけで項目が立つほど(「Lawyer Joke」みたいに)アメリカでは注目される特徴的な職業らしい。ブラックジョークもたくさんあるけど、でもなんか笑える感じ。

それも、かなりの詳細な特徴を押さえている=そこで言われる台詞、行動、嗜好などを捉えている

Light Bulb Jokeは一番分かりやすいやつ。

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>How many Tech Support folks does it take to change a lightbulb?

We have the same lightbulb here, and it's working fine. Can you tell me what kind of system you have? Ok. Now exactly how dark is it? Ok, there could be four or five things wrong...have you tried the light switch? 笑。たぶん、これはあるあるネタなんでしょう。

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>How many Microsoft engineers does it take to change a lightbulb?

One. But you are going to be downloading patches for years after he does.

これもあるあるネタかも。

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>How many surgeons does it take to change a lightbulb?

None. You don't need it out today, but if it continues to give you trouble in the future, you should consider removing it.

どれも、あるあるネタ。

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物事の見方の違いを感じる。

日本はたぶん、そんなに物事の特徴を明確に意識していないだろうし、なんか特徴が出るようなジョークを言うと、逆に笑えるようで笑えなかったり。皮肉っぽくなるし。タケシとか松ちゃんみたいにうまいこと言わない限りダメなのかなー。

そうか、「皮肉」の感覚がネイティブの方がないかもしれない。皮肉っぽく言われたことを上手にユーモアに変えたりして。

宗教ジョーク(イギリス国教会、バプティスト、メソジスト、ルター派、カルヴァン派など)、それぞれの特徴をよく表している。ある程度文化的な教養も必要なのかも。

仏教でいえば、浄土宗、天台宗、禅宗、密教等のジョークがある感じ?今の日本じゃお坊さんの内輪ネタジョークにしか使われないんじゃないのかなぁ。

日常のふとした違いを意識するアンテナ、非日常まではなれずに掴み取るのがジョーク/笑いの真髄。

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■スピーチ:ベンジャミン・ザンダー氏 "classical music with shining eyes"

最近お気に入りのサイト TED.com 

アメリカのみならず、世界中の優れたスピーカー達のスピーチを聞くことができる貴重なサイト。しかも、Itunesで、MP3や映像がDLできてしまう。弊害はあれど、今の世の中って感動を倍加させるシステムがあって、すごいなぁと思う。

先月米国商工会議所の集まりで知り合いになったライターの人に勧められて、先月からかなりこのサイトのファンに。そしたら一週間前に友人に、そして昨日もまた別の方に勧められた。もしかして今ネイティブ達の間でTed.comを広げるムーブメントでもあるのか?と思ってしまうくらい、同時期に自分に勧めてくる。

色々なスピーカーがいて、色んなスピーチがアップされている。トピックは多岐にわたり、テクノロジー、エンタメ、サイエンス、ビジネス、デザイン、グローバルな問題など。それも、スピーチのタイプも分けていて、persuasive, courageous, inspiring, informative, beautifulなどなど。

世界中の優れた人たちがどのようなメッセージを発信しているのか、その時にどのような言葉を使うのか、デリバリーや構成やユーモアはどうなのか、など色々な角度からスピーチを見て学ぶために、ここは宝の山!禅について語っているのもあれば、クラシックの演奏、ビジネスパーソンのスピーチなどなど。本当に面白い!

今のお気に入りは、ボストン・フィルの指揮者 ベンジャミン・ザンダー氏の "classical music with shining eyes". リーダーシップ、コーチングなどでも注目されている人だけれど、ユーモアを含めながらとてもpassionateに語っている。

ベンジャミン・ザンダー @TED.com "classical music with shining eyes" 20分くらい

個人的な解釈だけど、「音楽にも、人生にも、一つの大きなflowがあり、目指す先が/ビジョンがある=それが音楽や人生を美しい調べにする」と伝えてくれた気がした。自分のココロの中にある「向かいたい先」、それを描いて進むのと、一個一個目の前にあることをただこなして過ぎていくのでは、人生で奏でる音色が違う。音楽もいい音楽であればあるほど、作曲家のメッセージ、演奏家のメッセージは、一つ一つの節でなく、「より大きなかたまり」でサッと聞き手に流れ込んでくる。

英語にも「かたまり」感があって、聞き手にメッセージを伝える時に1単語ずつ伝えていくのではなく、より大きな意味のまとまりで相手に内容を伝えていく。上手なスピーカーであればあるほど、そのまとまりは美しく、内容がすっと頭に入ってきやすい。

カラヤンを聞いていたときにも感じたけれど、音楽にも確かな「かたまり」感、メッセージのまとまりがあって、その大きさは演奏家、作曲家によって異なるけれど、それによって聞き手が受け取るメッセージは微妙に違ってくると思う。カラヤンのベートーヴェン5番と、フルヴェンの5番は、「かたまり」の一息感が違う。好みはあれど、どちらも優れた指揮者だけに、それぞれ解釈で「かたまり」ごとに伝えるメッセージを変えているのかもしれない。

今回、それをベンジャミン・ザンダーが語っていて、かつ、聴衆にすごく分かりやすく、弾きわけているのが面白かった。

■ 

ショパンのプレリュードの解説もかなり面白い。ショパンの伝えようとしたflow。最後には、それを死者と重ねて聴くようにしている。一人の1つの人生を辿って聞いているような気持ち。

そして、彼の指揮者としての気づき

I realized my job was to awaken possibilities in other people.

And of course I wanted to know whether I was doing that.  And you know how you find it out? You look at their eyes. If their eyes are shining, you know you’re doing it.

この仕事だからか、敏感になりやすい、人々の目の輝き。もちろん輝きが失われる様も。100人の舞台であっても、感じることができる。個々の眼差し、目の輝き。

彼が指揮している曲を聴いたことはなかったけれど、この人自身への興味も湧いてきた・・・!

(そして私はただいま引越し作業中~)

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