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演奏会=舞台!

土曜に大阪で、仕事の後「大阪市民管弦楽団」のコンサートに行った。親しくしているお客さんMさんがそこで演奏されており、かつMさんにとって今回は駐在前の最後の講演会になるということで、私たちを招待してくださった。

研修終了後、コンサートホールに行くと、なんだか懐かしい感じがした。市民向けのコンサートホール。栃木県の中高で何回か訪れた文化会館の広さに似ていた。高校時代、隣のU高という男子校と合同でクリスマスの時期に第九を歌ったな~、なんて淡い昔の思い出がよみがえる。まぁ、女子高としては、男子校とのイベントなんて、意味もなく盛り上がるわけで(女子だけの中で)。

指揮者 新通英洋氏。指揮者は著名な人くらいしか分からないほど、クラシック音痴な私だけれど、とにかくこの人のパッションが素晴らしかった。もう曲とともに、躍る、波打つ、跳ぶ、屈む。楽団の音色の波の上で泳ぐかのごとく激しかった。情熱的だった。演奏者達も、指揮者と一体になって、楽しそうだった。新通さんが、この楽団と、私たち観客とともに、この曲を完成させようとしているのが伝わってきた。とにかく、指揮に、音色に魂がこもっていた。舞台を作り上げる感覚!ある種のユーフォリックな空気が流れていた。曲目は:
『交響管弦楽の為の音楽/芥川也寸志』1950年

『交響譚詩/伊福部昭』1943年(これだけ、YouTubeで発見!)
http://www.youtube.com/watch?v=nlDXRxARh9I

『交響曲第5番ニ短調/ショスタコーヴィチ』1937年

でどれも全く味わいが違うけれど、どこか一貫性あるテーマが流れた“影”の部分を持つピースだった。芥川也寸志氏は、芥川龍之介の3男。氏が幼少の頃に芥川龍之介は自殺している。伊福氏の『交響譚詩』は、戦時中に科学研究の放射線障害で亡くなったお兄様に捧げる曲。『交響曲第5番』はソビエト連邦の共産主義革命後の社会の鼓動を感じさせるもの。(Wikiを調べていたら、伊福氏って、ゴジラの曲作った人じゃないですかー!)

音楽、写真、絵、映像・・・それぞれに、言葉にする形でなく、人間の狂気に対して、強く大きなメッセージをぶつけてくる。それゆえに、人は魂が揺さぶられる想いがする。でもその前提として、その作品を作り上げるアーティストが怒りや悲しみで溢れるほどの感受性と繊細さを持ち合わせ、恐ろしく精密な思考と勇気をもって、世の中の非情な行為に向き合おうとするからこそ、受け手の心が動くのだろう。

音楽はいいね!東京でもたまに聞きに行きたいなー。

家でも聞きたいし、いいスピーカー買おう。(でもその前に家を掃除しないと・・・)

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